<風力発電>施設近くの住宅内で低周波音 初の調査で確認(毎日新聞)

 風力発電施設の周辺住民から騒音や低周波音に関する苦情が相次いでいることを受け、環境省は29日、初めて実施した調査結果を公表した。苦情を訴えている住民の自宅で、風力発電施設から発生しているものと同じ周波数を持つ音が確認されたが、頭痛や不眠など苦情内容との因果関係は不明としている。

 風力発電は自然エネルギーとして注目される半面、風車の風切り音や低周波音が健康を害しているとの苦情が地元住民から出ている。同省は12月から1月にかけて、愛知県豊橋市、同県田原市、愛媛県伊方町の3地域で騒音、低周波音調査を実施。頭痛やイライラ、不眠などを訴えている4世帯の協力を得て、住宅内と住宅外、発電施設近くの3カ所で音を計測した。

 その結果、発電施設近くでは低周波音(31.5ヘルツ)や低い音(160〜200ヘルツ)などを確認。調査対象住宅のうち田原市(施設から約350メートル)と伊方町(同約210メートル、240メートル)の3世帯では、施設近くと同じ周波数の音が測定され、施設から出た音の一部が届いている可能性があると結論づけた。一方、施設から680メートル離れた豊橋市の住宅では、音は確認されなかった。

 同省は来年度、全国約380の風力発電施設や周辺地域で苦情の有無を含めた実態調査をする。風車による健康への影響についても詳しく分析する予定。【大場あい】

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